詩の味わい

このページは、無名詩人 大手礼二郎(故人)の詩と、古今東西にわたる多くの詩人の有名詩を歌っていくページです。大手礼二郎詩集「風の思惑」と未刊の第二詩集以後、補遺、その他、管理人が好きな詩を中心に紹介して行きます。

2010年10月30日土曜日

さとう宗幸 青葉城恋唄


これはアマチュアの方が作詞して、さとう宗幸がDJをつとめるラジオ番組に応募した詩らしい。 
正確には「歌詞」になるが、それにしてもきれいな詩であると思う。 


広瀬川流れる岸辺 想い出は帰らず 
早瀬躍る光に 揺れていた君の瞳 

 季節[とき]はめぐり また夏が来て 
 あの日とおなじ流れの岸 
 瀬音ゆかしき杜の都 あの人はもういない 

七夕の飾りは揺れて 想い出は帰らず 
夜空輝く星に 願いをこめた君の囁き 

 季節はめぐり また夏が来て 
 あの日とおなじ七夕祭り 
 葉ずれさやけき杜の都 
 あの人はもういない 

青葉通り薫る葉緑 想い出は帰らず 
樹かげこぼれる灯に 濡れていた君の頬 

 季節はめぐり また夏が来て 
 あの日とおなじ通りの角 
 吹く風やさしき杜の都 
 あの人はもういない 

 季節はめぐり また夏が来て 
 あの日とおなじ流れの岸 
 瀬音ゆかしき杜の都 あの人はもういない 


Youtube↓
http://www.youtube.com/watch?v=tZTqf4n07hw&feature=related


青葉城恋唄は仙台のご当地ソングとしてあまりにも有名だが、他に 
このような地方の有名ソングってなにがあるだろう? 
私の母はこの歌が好きだったので、このメロディを聴くと母に手を連れられて歩いた七夕祭りの日を歌詞通りに思い出します。 

さとう宗幸は私の出身高校、古川高校のOBであり、この歌は「第二校歌」といってもいい思い入れのある歌です。 
ちなみに、元横浜、マリナーズの大魔神佐々木は選手名鑑に持ち唄を「青葉城恋唄」と書いていました。

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